プレイベント

2015/11/01

ミニシンポジウム「黒潮が育んだ古代文化と宇宙芸術」

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「黒潮が育んだ古代文化と宇宙芸術展」開催期間中にシンポジウムが開かれました。

基調講演の講師、港千尋氏は、来年度の国民文化祭の開催県である愛知県でひらかれる「愛知トリエンナーレ2016」の総合ディレクターです。また写真家でもあり世界各国を巡るなか、文化人類学の見地から世界中の洞窟の探索や宗教と文化芸術の関わりを研究されています。今回の基調講演では人類最古の洞窟壁画を題材にして、太古の人類の起源から芸術の関係をあきらかにして紹介していただきました。洞窟壁画に見られるように、人類が始まったときから芸術はスタートしていた。それは、農耕や鉄の技術よりも先行していたという指摘は、多くの示唆を含んでいます。それは日本史のなかでも重要な広田遺跡を擁する種子島の歴史から何を学ぶか、そして未来へどのようにつなげるかという重要な提言でした。

第二部では、5人のパネラーと古代と宇宙芸術をつなぐ地域の取り組みについて議論がなされました。

港千尋 プロフィール
美術家・映像人類学者。多摩美術大学情報デザイン学科教授。芸術人類学研究所所員。
群衆や記憶など文明論的テーマをもちつつ、研究、作品制作、展覧会、出版、キュレーション等、幅広い活動をつづけている。著作「記憶」でサントリー学芸賞、展覧会「市民の色」で伊奈信男賞を受賞。2007年にはベネチアビエンナーレ日本館のコミッショナーも務めた。著書に『洞窟へ』(せりか書房)『芸術回帰論』(平凡社新書)『フランスの色景』(青弓者)など多数。