プレイベント

2015/11/06

「黒潮が育んだ古代文化と宇宙芸術展」

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(C)第30回国民文化祭南種子町実行委員会

2015年度は、宇宙芸術祭プレイベントと同時期に、鹿児島県を舞台に国民文化祭が開催されました。期間中、南種子町では、「黒潮が育んだ古代文化と宇宙芸術展」として、2015年春にオープンしたばかりの広田遺跡ミュージアムを会場に、古代文化と宇宙芸術をテーマにした作品展示を行いました。

「黒潮が育んだ古代文化と宇宙芸術展」は古代文化と宇宙芸術の二部構成になっていますが、広田遺跡の重要文化財と宇宙芸術の展示は関係ないものとは考えていません。この企画の原型は数年前に宇宙科学技術館で開催されたシンポジウム「古代文化と宇宙」にさかのぼります。現代文明の象徴ともいえる宇宙センターで、広田遺跡に暮らした古代人の宇宙観と現代人の宇宙を比較したシンポジウムはエキサイティングな試みでした。遠く古代から現代を超えて未来まで、時空を超えてそれぞれの宇宙観をとらえるというコンセプトのもとに今回の展覧会が企画されました。

これを象徴する一枚の写真があります。

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珊瑚礁に守られた波の打ち寄せる海岸砂丘上に広田遺跡があります。弥生時代の終わりころから7世紀にかけての集団墓地です。そこに立って海岸方向の向こう岸に目を向けると、その先に一直線にロケット発射場が視界に入ってくるのです。古代と現代の時空が一気に駆け抜けたような光景がそこにあります。誰かが「まるで古代の広田人が宇宙センターを待っていて、人類の進化を見届けているかのようだ」と言いました。